寝て起きたらTwitter(新X)のTLになにやら面白そうなものが
@shitsumonooi
— みらーふぉーす (@ayumirrorforce) 2024年4月22日
無限泡影を戻すべきです。
こんなの当たり前です。議論になりません。
打たれた側は無限泡影を持っている情報を得たのでこの段階で圧倒的にプラスです。
これはハイドラントの…
(残り322字)#querie_ayumirrorforcehttps://t.co/yDNKVSWCfS
今回取り上げる内容としてはこれ
泡影ハイドラント問題。
事の発端は2024年4月20日のこんなツイートから
今日公認大会で起きた出来事
— センチュリオン・サイヤ (@saiya_citypanda) 2024年4月20日
サイヤ「ハイドラント召喚します。召喚成功時手札のファイアエンジン特殊召喚効果を発動したいです。」
相手「チェーンないです。」
サ「処理します。処理後何かありますか?」
相手「何もないです。」
サ「ハイドラント起動効果使います。」… pic.twitter.com/LUGDFLBT5U
ハイドラントは他のR-ACEが居ると対象に取られません。
しかし対戦相手はそれを知らずにハイドラントを対象に泡影を使ってしまったようです。
その対戦相手は発動後に対象を取れないことを知り巻き戻そうとしますが、ここで問題が発生。
確かにハイドラントには使えませんが、その横にいるファイアエンジンには使用が可能なんですね。
なのでサイヤさんは「発動はしたんだから正規の対象に使用してくれ」という主張を行いました。
この問題対して競技勢のみらーふぉーすさんは質問箱にて「巻き戻すべき」と回答。
戦争勃発です。
さて、それでは実際どちらの処理が正しいのでしょうか。
結論としては
「巻き戻すべき」です。
発動を強制されるMDプレイヤーからすれば驚愕だと思います。
しかしこの問題に遭遇したことがある人は結構いるんじゃないでしょうか?
実は自分もやったことあります
その時もお互いに意見が食い違ったので即ジャッジを呼んで対応してもらいました。
結果は巻き戻し+警告です。
ちなみにその時は自分がガイザーにヴェーラーをくらってサイヤさんと同様の主張をしてました。
なぜ巻き戻し処理になるのか
かなり単純な話で、実はこれルールに書いてあります。
大会罰則規定 | イベント・大会 | 遊戯王OCGデュエルモンスターズ
今回の場合、対象を取れないカードに対して対象を取るカードを使用するという本来はありえない挙動を起こしています。
だからルールに則り巻き戻しが発生するのです。
いいですか、ハイドラントの効果を読んでなかったから巻き戻るんじゃありません。その結果として本来あり得ない挙動を起こしてしまったから巻き戻るんです。
そこに他のカードの存在有無は関係ありません。
ではどこまで戻るのかと言えば当然手札まで戻ります。なぜなら本来はそのカードに対して発動自体出来ていないからです。
発動できていないのだから対象を選びなおすなんてことは発生しませんし、手札に戻ったカードを強制的に使用させるなんてことも当然できません。
故に今回の場合は巻き戻して相手の手札に泡影がある状態で再スタートするのが正しい処理だと言えます。
以上のことを踏まえると理解できると思いますが、
似たようなものとして対象は取れるけど効果は受けないサイコエンドのようなモンスターに使ってしまった場合は残念ながら巻き戻しは発生しません。
なぜならカードの処理がルール通り行えるから。この場合カードの効果を誤解していてもルールの誤解には該当しません。
あくまでルール的にできないことをしてしまった場合に発生する処理であることを覚えておきましょう。
以上が今回の件に対する自分の意見・結論です。
ルールの誤解と効果の誤解、言葉的には似ていますが内容としては異なるものなので大会に出る方は注意しましょう。
大会だとこういったルールによるトラブルというは意外とあるものなんですが、そうなったら素直にジャッジに指示を仰ぐのが一番です。
店舗の小さい大会でジャッジがいないときはKONAMIに直接電話するのもいいでしょう。KONAMIが使い物にならなければその場はコイントスやサイコロで勝った方の意見を通してもいいです。あとで調べればいいだけなので。
以上。おわり